茶器の紹介 Ｋ．美濃焼 瀬戸焼 ★ 赤絵酒杯
 美濃焼の名門、幸兵衛窯の酒盃です。 急須は、宝瓶や絞り出しなどが以前より見直されてきていて、常滑辺りでは良いものが作られていますが、 煎茶碗を探してみるとなかなか良いものがない。 作家物などを探しても、彼らは汲み出し碗は作っても煎茶碗は作りません。 作っても売れないからでしょう。 しかし、なかには一人や二人、煎茶碗が作れる作家さんがいても良いのではないのでしょうか。 ところが煎茶碗と同じ大きさと形である酒杯やぐい呑みは作っています。 とくにぐい呑みは結構人気もあり、値付けも高いところから結構作られているようです。 実は、昔の煎茶碗が、酒杯として骨董屋さんの店先で売られていることもあります。 実は、江戸中期に永谷宗円が現在のような青製煎茶を作り出した当初は、我が国には煎茶碗は存在 しませんでした。 そのころ煎茶碗としては中国の景徳鎮の磁器か国内製のものでは酒杯を流用していたようです。 そう考えると、酒杯やぐい飲みの使い勝手の良いものを流用しても不思議はない。 大きさも形もほぼ同じなのですから。 ただ、熱燗のお酒を入れるところから、厚みは多少熱いようですが。 そう思って探してみると可愛い赤絵の酒杯がありました。 日本文化【お茶 その至福のとき】ＨＯＭＥへ サイトマップ（メニュー）へ |
