茶器の紹介 Ｅ．常滑焼 ★窯変絞り出し
 注ぎ口も取っ手もない急須、絞り出しです。 一時、お茶屋さんの店先から姿を消していましたが最近、常滑を中心に良いものが作られ始めたようです。 高級煎茶や玉露を楽しむにはこれ以上のものはないでしょう。 特に、このような平たい形は、ごく少量しかお湯が入りません。 お茶の葉の分量もよく解ります。 特に玉露などは、この茶葉の量と、お湯の温度と量が大切です。 大きな急須だと、どうしてもお湯を多く入れてしまいますし、取っ手があればとかく必要以上の高い温度の お湯を入れてしまいがちです。 このような平たい形の絞り出しは、それをうまくコントロールすることができます。 私がお茶屋さんを選ぶ場合には、この点を重視しています。 つまり、このような平たい形の絞り出しを置いているようなお茶屋さんは、正しいお茶の飲み方がわかって いるお店だということができます。 従って、そこで売られているお茶も、本物と観て良いでしょう。 日本文化【お茶 その至福のとき】ＨＯＭＥへ サイトマップ（メニュー）へ |
